人気ブログランキング | 話題のタグを見る

哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ダヴィ君を動物病院へ


ダヴィ君を動物病院へ_c0156104_2240882.jpg


師走にしては、珍しく小春日和が続いている。
月も星も本当に美しい輝きを放っている。 それだけなら平和な有難い日々であるが。

ディスプレイのバイトが一段落してホッとしたところに、公私共々小さなトラブルが続いた。
人生にはトラブルが付きものである。 避けては通れないのが当たり前であるが
対応を間違えると後々厄介なことになる。
それなりに歳を取り、いろいろ経験してきているので、トラブルは迅速に対処する
ことにしている。 お互いさまの精神をもって謙虚に対応すれば、殆どは解決する。
まぁ、事なきを得たが、トラブルはエネルギーがいるので疲れることは確かである。

人間は必ずミスを犯すし、へまもするし、死ぬまで未完全な存在である。
みんな頭ではそれはわかっているのだが、残念なことに感情という奴が邪魔をする。
感情をコントロールできるかどうかは、実に千差万別なのである。

この歳にして、改めて感情や執着心のコントロールの難しさが身に沁みた。
のど元を過ぎてしまえば、実に些細なこととわかるはずなのであるが。
まだまだ修業は続く。

暖かなやさしい陽光に誘われたのか、今日はタンポポが咲いていた。
水仙も春を待たずに花開いている。 オモトは見事な赤い実をつけた。
昨年植えた柊が、可愛らしい白い花をつけている。
僕が柊の花を見るのは初めてであったので、とても感動した。
もやもやと疲れた精神が、何もなかったかのように癒された。

さて、金曜日から元気がなくダウンしていたダヴィ君であるが
土曜も日曜も、一向に回復する気配がない。
起こしてもすぐに横になるし、食欲も全くない。水をスポイトで少し飲ませていたが
何も食べない。 
月曜日の朝、起してみたら3本足で立っているではないか。
よく見たら、右の後ろ足がかなり腫れあがっている。
足の裏を見ると、化膿して腫れあがっている。
木曜の夜に、耳の中が引っかかれて傷ついていたのはわかっていたが
まさか、足の裏までやられていたとは気付かなかった。
すぐに消毒して軟膏を塗り、手当をしたり冷やしたりと長時間看病していたが
夜になっても回復する気配がない。
これはかなり大変な事態かと思い、病院に連れていくことにした。

だが、悲しいことにバイト代は月末しか入らない。 動物病院はかなり高いと聞いているので
困ったが、ダヴィ君の命には代えられない。
Yさんに電話して援助してもらうことにした。 名古屋に安くていい病院があると聞いていたが
緊急を要するので近くの病院を探すことに。

そこで思い出したのが、随分前に数回来館された桑名の獣医さんのことである。
初めて来館された折、慢性鼻炎のマフィー君を見て、持参していた薬を処方して
くださったことがある。 穏やかで個性的な先生だったので、そこに出かけた。

桑名駅前のアピタ裏にある、コイデ動物病院である。
建物は決して今風ではないが、何か信頼できそうな趣がある。
先生の診断は実に的確であった。
猫同士のケンカによる傷であり、すぐに処置しなかったのでバイ菌が体中に蔓延した
というものであった。
点滴と注射が2本、良質の抗生物質の処方、〆て4000円弱であった。
治療代がかなりすると思っていたので、有難かった。

帰宅するころには、ダヴィ君も安心したのか薬が効いてきたのか、少し元気が出てきた。
夕方には、食欲も出て少し食べた。
今朝は、腫れも少しだが引いたような気がするし、食欲もずいぶん出てきた。
昼からは、足をかばいながらも歩いている。
まぁ、とりあえず一安心というところである。 全治2週間らしいから、まだ油断はできないが
面倒を見ることにする。

この件で、兄弟のシャガ君には感心させられた。
5/3生まれの二匹、まるで双子のように仲がいい。
ダヴィ君が元気がなくなる時を同じくして、シャガ君もなぜか元気がなくなっていく。
この数日、シャガ君はずっとダヴィ君に寄り添っている。 同じように元気がないので
シャガ君まで病気なのかと心配したくらいである。
しかし、昨夜あたりからダヴィ君が回復してきたのがわかるのか、いつものシャガ君に
戻ってきた。 おまけに今朝からは、ことあるごとにダヴィ君の痛めた傷口を一生懸命
なめている。 夜になったら、一緒にくっついて箱に入っているではないか。
人間以上といえる介護である。 またシャガ君から、ひとつ教えられた次第である。

ダヴィ君を動物病院へ_c0156104_2239620.jpg
ダヴィ君を動物病院へ_c0156104_22393349.jpg

ダヴィ君を動物病院へ_c0156104_223843.jpg

# by lampnosizuku | 2008-12-10 22:05 | daily

初冬の星空が美しい



初冬の星空が美しい_c0156104_0143834.jpg


昨夜から寒冷前線の冷たい雨が降っていた。
この数日は、初冬とは思えないほど、小春日和の陽射しが暖かであった。
夜ともなれば、天空には実に鮮やかな星たちが、凛として輝いている。

三日月の輝きが、まるで絵に描いたように美しかった。
星座には詳しくないが、オリオン座くらいはわかる。 都会では見られない鮮やかさである。
ここにいると、本当に天空が近くに感じる。
手を伸ばせば届きそうな錯覚にとらわれるから不思議である。

一昨日の夕陽は、久しぶりに幻想的な演出をしてくれた。
月と一番星を引き連れながら、藤原岳のかなたへゆっくりと沈んでいった。
20分ほど眺めていたが、夕陽の沈む速度が以外にも速いのには驚いた。
地球の自転の速度を、久しぶりに実感したひと時であった。

ガーデンでは、夏の名残りを惜しむかのように、頑張っている花たちもいる。
スイセンがたくさんの芽を膨らませているというのに。

猫のダヴィ君が、今朝から元気がない。 食欲もなくじっとして寝たままである。
昨日の昼あたりから、少し様子がおかしかったが、昨夜は食欲があった。
初めてのことなので、少し心配ではある。
シャガ君も気になるのか、ダヴィ君に寄り添って、体を舐めたり温めたりしている。
実に美しい兄弟愛というべきか。 猫や自然の生き物たちに教えられることは実に多い。

初冬の星空が美しい_c0156104_0152678.jpg
初冬の星空が美しい_c0156104_0154813.jpg
初冬の星空が美しい_c0156104_016767.jpg
初冬の星空が美しい_c0156104_0162590.jpg

# by lampnosizuku | 2008-12-06 00:17 | daily

間に合ったモミジ狩り



間に合ったモミジ狩り_c0156104_22553474.jpg


今日は休館日であったが、名古屋から会員のKさんがYさんとモミジ狩りに訪れた。
天気は珍しく雲一つない快晴である。
このあたりはモミジがないので、藤原町の聖宝寺まで出かけた。
山道を散策しながら出かけた。 
山の紅葉は終わりに近付いており、鮮やかさを満喫するまでには至らなかったが
それでも油絵のような美しさを保っていた。

聖宝寺のモミジは東海地区においては、足助と並んで有名なスポットである。
30日でモミジ祭りは終わっていたが、まだかなりの賑わいであった。
盛りも過ぎて散り始めていたが、それなりの紅葉を楽しむことができた。

聖宝寺を訪れるのは5回目くらいになるが、いつも階段の多さに苦労させられる。
たしか280段くらいある。 おまけに一段一段がかなり幅広く高低差がある。
登りきったころには、かすかに膝が笑っている。 呼吸も荒くなってしまう。
普段散歩や作業で鍛えているつもりでも、使う筋肉が違うのでしんどいはずである。
帰ってからも足が痛む。
結構、お年寄りの方が多い。 階段を下りている途中、上ってくるお年寄りに
頑張ってくださいね、とつい声をかけてしまった。
あと数年もすれば、今度はこちらが声をかけられる立場になるのであるが。

ガーデンでは、小春日和の陽気に誘われてか、水仙が花芽を膨らませていた。
クリスマスホーリーは、赤い実を膨らませ、クリスマスを待ち望んでいるようである。

間に合ったモミジ狩り_c0156104_2256261.jpg
間に合ったモミジ狩り_c0156104_22562528.jpg
間に合ったモミジ狩り_c0156104_225646100.jpg
間に合ったモミジ狩り_c0156104_2257353.jpg

# by lampnosizuku | 2008-12-02 23:01 | daily

X'masディスプレイ


X\'masディスプレイ_c0156104_0441045.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_0392670.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_0394597.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_04064.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_0402649.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_0404863.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_0411187.jpg
X\'masディスプレイ_c0156104_041405.jpg

# by lampnosizuku | 2008-12-01 00:47 | daily

初雪が舞う


初雪が舞う_c0156104_2127278.jpg

昨日の朝の気温は1度であった。
寒さで目が覚めた。 あたりの気配がいつもより静かである。
ガーデンに出て山の方を見渡すと、藤原岳の上の方が白く化粧をしている。
今冬初の積雪である。 寒い訳である。
モグラガーデンには積雪はなかったが、花たちの様子を見てみると
かなり冷え込んでいたのが分かる。

今日は、寒さがゆるんだが、夕方あたりから再び冷え込んできた。
歳のせいなのか、手指のひび割れや乾燥が顕著になってきた。
名古屋にいた頃は霜焼けなど縁がなかったが、ここでは厄介になっている。
小学生の頃は、名古屋でもみんな霜焼けやアカギレに悩まされたものである。
しかし、それは自然の生活により近い状況に身を置いているということになるのであろう。
ある意味、喜ばしい有難いことでもある。

ガーデンでは、水仙が早くも芽を出して、春を呼んでいる。
夏を惜しんで最後の花を咲かせているものたちもいるというのに。

初雪が舞う_c0156104_21235556.jpg
初雪が舞う_c0156104_21241523.jpg

初雪が舞う_c0156104_21245616.jpg

初雪が舞う_c0156104_21272493.jpg
初雪が舞う_c0156104_21273971.jpg

# by lampnosizuku | 2008-11-23 21:28 | garden