哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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<   2011年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧


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あぜ道やガーデンのあちこちで、彼岸花が沢山咲いている。
どんなに天候が不順でも、何故かお彼岸の頃にはちゃんと咲いてくれるから不思議である。

まるでお墓参りをする人々に
ご先祖様を思い起こさせる役目を担っているかのようでもある。

暑さ寒さも彼岸までである。
その謂れのとおり、数日前から急に冷え込んできた。

朝は13度まで下がっている。
昼間でも20度前後であるから、じっとしていると涼しさを通り越す。

昨日から、就寝時には毛布の世話になっている。
いよいよ、冬支度をしなければならない頃となった。

今日は、絶好の秋晴れであったので
炬燵布団や絨毯などの冬物を、一気に天日干しにした。

ホットカーペットを敷き炬燵をセットして、準備完了である。
歳と共に、季節の変わり目は要注意である。

若い頃は、徐々に身体が慣れてゆくのに任せていたが
この歳になると、寒さを感じたときには風邪を引く確立が高くなっている。

だから、早め早めに身体を温めるようにしている。
夜は炬燵を入れ、毛布に包まって、少し暑いくらいで丁度良いのである。

秋は、これから駆け足で深まってゆく。
ガーデンの花たちも、秋色に変わっている。

今日は、日中暖かかったので
蝶々がやって来て、赤トンボと遊んでいた。

クモ君たちは、たった一日で見事な巣を張り冬に備えて獲物を待っている。
サル君たちも、子ザルを連れて餌を探し回っている。

コオロギ君やスズムシ君やスイッチョン君たちは
夕方から一斉に大合唱である。 余りにムシ君の数が多いので風情があるようなないような。

ゼフィランサスが咲き始め、ヤブランがあちこちで。
コスモスは満開状態で風にゆれ、ススキの穂と戯れる。

短い夏が終わり、実りの秋が深まってゆく。

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by lampnosizuku | 2011-09-29 00:31 | daily

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今年は、どうやら台風の当たり年であるらしい。
被害が相当出ているので、有難くない話ではある。

1号から始まって16号まで、接近したり上陸した台風が
いくつあったであろうか。

まだ九月半ばである。
今年は、特に迷走したり停滞したり、速度がのろかったりと。

おかげで、豪雨による災害が後を絶たない。
例年なら、台風など縁がない東北や北海道までもが災害にあっている。

こんなにも全国規模で、一気に水害が発生したのは初めてではなかろうか。
皮肉にも、水害に弱い日本の現状がさらけ出されてしまった。

東日本大震災の復旧の最中である。
他人事と思っていた災害地の人々の苦労を、全国の人々が思い知ることとなった。

津波にせよ豪雨による水害にせよ
豊かな瑞穂の国も、荒れ狂う水の力の前には無力である。

開発によって、山が吸水力を失ってしまったせいもあろう。
水が行き場を失っただけのことである。

こんな田舎の山でも、吸水力はどんどん失っているらしく
土砂災害が起きている。

すぐ近くでは、今も通行止めが二箇所ある。
不便を感じて初めて知る、普段の有難さであるが
平常に戻れば忘れてしまうのが、愚かな人間の常である。

自然の力に畏敬の念を持ち、備えを心がけていても
いざといなると、人間は愚かな行動に走るものであるらしい。

正しく畏れ、避難行動を早目に取れば
救われたいのちも多かったであろう。

未知の経験を前にして、まだ大丈夫と思いたい気持ちは分かるが
現実は、映画の世界とは違う。 好奇心が命取りとなるのである。

田舎に住んで、いろいろな自然現象を前にすると
人間が如何に無力で小さな存在かが、否応なく理解させられる。

都会にいては、おそらく理解できない感覚であろう。
僕も、田舎で住むようになってから、随分と怖がりになったかもしれない。

自然との共生など、そんなに生易しいものではない。
油断をすれば、必ず痛い目に会う。

しかし、少し緊張感を持って、自然に学びながら向き合ってゆけば
彼らから、豊かな喜びを与えられることも多い。

自然の摂理の側に身を置けば、人間とは何かが見えてくるのも事実である。

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by lampnosizuku | 2011-09-22 22:55 | daily


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台風15号が近付いて来たと思ったら、予想外の逆走である。
まるで、日本列島にチョッカイを出しに来ただけなのであろうか。

被災地にとっては、胸を撫で下ろすことができそうだが
台風12号に続いて、少なからぬ雨を降らせて行った。

三重県の紀宝町には、以前のん木BARでスタッフをしていたOさんがいる。
12号の時、すぐに連絡を入れたが熊野川が氾濫して、Oさんの集落も
床上まで浸水したらしい。

幸いにも、Oさん宅を含め5軒ほどは高台にあったので
浸水を免れたらしい。

しかし、道路が寸断され、水道もストップしたらしい。
今は少し改善したらしいが、災害直後は配給の水が、一軒に付き3リットルしかなかったという。

たったの3リットルである。お米を研いで終わりである。
全くないよりはましではあるが、厳しい現実を教えられた。

宅配便で何か送ろうとしたが
道路事情が回復せず、まだ配達が不可能だという。

とりあえず、多少の支援は届いている様子なので
何とか凌いでいるようではあるが、災害に会う事の恐ろしさを理解させられた。

晴天が続いて、復旧が早まることを祈るばかりである。
自然の猛威の前に、人間が如何に小さな存在であるかを思い知らされる。

・・・・・・・・・・・・

台風の影響か、蒸し暑さが続いているが
朝晩は、めっきり涼しくなっている。

アキアカネも飛んでいるが、赤とんぼの大群がガーデンの周りを乱舞している。
余りにも多いので、風情を楽しむのんびりさはないが、贅沢な体験である。

彼岸花も蕾を膨らませているので、数日の内に咲きそうである。
七草のハギが、あちこちで秋を演出している。

挿し木したムラサキシキブやシロシキブが
ガーデンのコントラストを際立たせている。

キク科の花たちも咲き始めたし、カラスウリも大きな実を付けている。
アメジストセージをはじめ、ハーブたちもかわいい花を咲かせている。

きっと、被災地でも、秋の花たちが咲いていてくれると思う。

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by lampnosizuku | 2011-09-17 21:38 | daily

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11日の日曜日は、哲学舎のお月見パーティであった。
朝から雨。 祈る気持ちで「天よ・・・開けゴマ」

祈りが通じたのか、10時頃から青空が見え始めた。
午後には、陽射しも強くなり青空が拡がった。

少し蒸し暑さもあったが、絶好のお月見日和となった。
3時過ぎから、早くも集まりだした子どもたち。

ライブに備えて、らんぷの雫で練習が始まる。
オヤジバンドもリハーサルに真剣である。

裏方のFさんとYさんは、朝から食事の準備に追われている。
4時頃には半数以上が集まり、造形作家Yさんの手ほどきで造形タイム。

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ジャンボオクラやアジサイのドライ、お茶の実などの
自然素材を使って、森のいきもの作りである。
それぞれが、知恵を絞って面白いオブジェを作っていた。

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5時過ぎから、カフェにて自己紹介タイム。
その後一時間ほど、手造りの料理やドリンクでわいわい宴会である。

6時過ぎから、恒例のドキドキライブが始まる。
今回は、初参加が二組。どうなることやらと心配顔であるが・・・。

一番手は、オカリナのKさんがSさんのギターの伴奏で
「アメージンググレイス」など二曲を披露。
ぶっつけ本番とは思えぬほど息が合っている。
やはり年の功なのか。熟年パワーを見せ付けた。

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二番手は、声楽科出身のUさんがご主人のギターで美声を披露。
ご主人は緊張の余り、練習の成果が上手く発揮できず心配したが
ベテランのUさんが、うまく引っ張って事なきを得る。
帰宅後、夫婦喧嘩になっていなければ良いのだが・・・まぁ大丈夫であろう。

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そして、Uさんがみんなで歌えるようにと歌詞カードを印刷してくれ
秋の歌を全員合唱。

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三番手は、三度目の参加である、IさんとYさんのフォークデュオ「走馬灯」
随分慣れてきたのか、完成度が高くなっている。
和製フォークのコピーバンドであるが、ギターテクニックはなかなかのものであった。

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四番手は、桑名リコーダークラブの子どもたちによる合奏である。
初参加にもかかわらず、8人の子どもたちと先生二人の演奏は、かなりのハイレベルである。

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前日に、その中の数人が出場した、西日本リコーダーコンテストでは
なんと優秀賞を受賞したという。 やはりというべきか、その腕前には恐れ入った。

五番手は、SさんのギターとHさんのジャズヴォーカルに
僕がベースでサポートする。
Hさんは、さすが大人のムードたっぷりの歌声であった。

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ドキドキライブ最後は、Sさんがギターの弾き語りで「you are my sunshine」
全員の手拍子で盛り上がる。

みんなが乗ってきたところで、対抗歌合戦。
ドンパラパッパの声伴奏で、紅葉を交互に競い合う。

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7時半も過ぎ、そろそろお月様が真上に顔を出している頃である。
ランプガーデンに移動して、お月見が始まる。

見事な名月が雲間から顔を覗かせている。
脳トレを兼ねた今回のパーティなので、出た出た月がを
逆さまに歌って、脳を活性化しようと試みたが、却って脳が混乱したかもしれない。

月明かりの下、幻想的なライブが始まる。
リコーダー奏者のベテラン、FさんとHさんのデュオ。
「コンドルは飛んでゆく」の演奏に、みんな聴き入っている。

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続いて、子どもたちの楽しい演奏が始まる。
ファイヤーの炎が燃え盛る傍で、みんなで演奏にあわせてジェンカを踊る。

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幻想的な雰囲気はここで終わり。
カフェに戻って、再び脳のトレーニングである。

用意していた、○×クイズに挑戦。
10問正解者はただ一人。なんと小学生であった。
賞品は、陶芸家Nさんが作った陶器のうさぎであった。

そして、かぼちゃの重さ当てクイズの発表。
ピッタリ賞はいなかったが、0.1KgのニアピンでFさんが受賞。

8時過ぎ、全員で記念撮影をしてお開きとなった。
みんなの楽しそうな良い笑顔に、今回も出会うことが出来
準備や後片付けの苦労も忘れてしまうのである。

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僕が云うのもなんであるが、哲学舎のパーティは本当に温かいものである。
次回のクリスマスパーティにも、多くの方が参加され
こころを温めてほしいと願うばかりである。
by lampnosizuku | 2011-09-14 00:26 | ivent

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台風一過、青空が拡がっている。
うろこ雲が、まるで大きな足跡を記すように空を闊歩する。

ここ数日は、台風で荒れた庭を手入れするのに追われていた。
根を張り踏ん張っていた木々たちも、枝の先は結構やられている。

そんな中、木陰で元気のなかったノウゼンカズラが、やっと花を咲かせた。
来年は、もっと日当たりの良い場所に植え替えてやろうと思う。

シロシキブやムラサキシキブも、色付いている。
コスモスは、なぜか余り元気がなく、花を小さく咲かせている。

百日紅も花数が少ない気がする。
元気なのは、水引やハギたちである。

例年なら、まだ沢山咲いているはずのモントブレチアも
今年は、もう花を終わらせてしまった。

毎年、ガーデンの様子を観ていると、季節にもかなり変化があることが分かる。
ここ数年は、自然現象も異例ずくめである。

何事も、セオリー通りにいかないのが常かもしれない。
人間にとっても同じ事、諸行無常である。


9月1日から始まっていた、北山玲子さんのキルト展は
台風に影響で、丸三日来館者がなかった。

出鼻をくじかれた形であったが、今日の中日新聞朝刊に
記事が載ったせいか、急に来館者たちがお出ましである。

弱小の美術館にとっては、取材記事は本当に有難い。
みなさんの期待に応えるべく、丁寧な対応に心がけたいと気を引き締めている。

明日からは、11日のお月見パーティの準備で忙しくなる。
12日が中秋の名月であるが、こんな時期だからこそ
美しい清らかな月が出てくれることを祈らずにいられない。

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by lampnosizuku | 2011-09-09 00:49 | daily

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もう二日間も、猛烈な雨と風が吹き荒れている。
先ほどから、風は収まって来たが雨はまだ降り続いている。

夜の間、風が唸り声を上げ雨が屋根を激しくたたく。
おかげで、この二日間は睡眠不足である。

どれだけ降ったであろう。
台風12号の直撃を免れたここでも、500ミリは降ったであろうか。

近くの25号線は、土砂崩れの危険があり通行止めとなっている。
三重県下では、相当の被害が出ているようである。

僕の部屋では、雨漏りが二箇所。
受けのバケツを見つめていると、子どもの頃を思い出す。

水滴のピシャンという音が、妙に懐かしく聴こえる。
昔では、当たり前の光景であった。

瞬間風速は25Mくらい吹いた。
小枝や苗木がやられたが、ガーデンの樹木たちは殆どが頑張っていた。

だが、コスモスをはじめ、草花は殆どが倒されてしまった。
雨が上がったら、彼らを助けてやらねばなるまい。

それにしても、今年は台風1号から始まって
上陸する数が多い気がする。

その度に、どこかで必ずといっていいほど被害が出る。
自然の振るう猛威については、その恐ろしさを十分把握しているはずであるのに。

自然の威力の前には、人間が如何に無力であるかは分かっているはずであるが
哀しいかな、その意識を実行に移すことはかなり困難であるらしい。

それが、人間の愚かなる限界なのかもしれない。
「まだ大丈夫」という意識は、未経験の事象には通用しないからである。

田舎の自然の中で生活していると、痛い目をしながらも学ぶことが多い。
人間が如何に小さな存在であるのかを、思い知らされる。

否が応でも、謙虚にならざるを得ない。
「一体、おまえは何者だ?」と、草木たちに問われる毎日である。

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by lampnosizuku | 2011-09-04 23:07 | daily

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短い夏を惜しむようにツクツクホウシが鳴いている。
夜ともなれば、秋の虫たちが一斉に合唱を始める。

朝顔が蔓を伸ばしたまま秋を受け入れている。
花を咲かせるのであろうか。

いろんな意味で異変の多い夏が終わろうとしている。
この秋は、実り多き秋となるのであろうか。

明日から九月である。
北山玲子さんのキルト絵画展が始まる。

この一週間は、その準備にかかりきりであった。
何とか間に合いそうである。

北山さんは、今年80歳という高齢である。
今年も、原田泰治美術館の「キルト絵画」展に出品されたという。

一作を創作するのに、半年はかかるという作業である。
その集中力と前向きな姿勢に、ただただ頭が下がる思いである。

ご縁があって、当館で個展をしていただくことになったが
こんな小さな弱小美術館にとっては、余りある光栄である。

多くの方に来館いただくことを祈るばかりである。

・・・・・・・

4年目のカラスウリが、不思議な白い花を咲かせた。
二日くらいで花を終え、すぐに大きな実へと変身する。

毎年、山の中をカラスウリを捜し求めて奔走するのであるが
来年辺りからは、ガーデンで収穫できそうである。

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by lampnosizuku | 2011-09-01 00:07 | daily