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冷たい雨もやっと上がり、暖かい陽射しが届いている。
昨日の暴風雨で、枝垂れ桜がすべての花びらを落とした。
ナチュラルガーデンの芝生一面が桜色に染まった。
今日は、一日中爽やかな風が吹き抜けていた。
周りの山たちも、刻々と肌色を変えてゆく。
戸惑っていた春がやっと本番である。
だが、吹き抜ける風は、早くも皐月の香りを運んでいる。
鳥や虫たちも、急に元気になったようだ。
花木たちの主役も、毎日のように入れ替わってゆくのが分かる。
ハナズオウが淡い桃色で存在感を示している。
イチゴや山吹も花を咲かせている。
ユリやギボウシが、瑞々しい若葉を伸ばしている。
最近、この辺りにもシカ君が遊びjに来るようになったが
木々の新芽やギボウシなどの若葉を、美味しそうに食べてしまう。
人間の横暴で、山に餌がないのだから致し方ない。
彼らに必要な餌が、このガーデンにあるのなら、提供したいと思う。
しかし、大事にしていたクラブアップルの枝を一本折られたことは
少し複雑な気持ちでもある。
もうすぐ実るであろう、サクランボやグミや枇杷の実も
サル君や鳥たちの餌となることは間違いない。
彼らの餌場を奪った人間の一員として
それくらいの罪滅ぼしは当たり前のことである。
昨日、東員町にある絵画教室のメンバーが10人ほど
写生に訪れてくれた。
3時間余りの間、みんな集中して描いていた。
哲学舎の雰囲気が、彼らの創作意欲をかき立てたかどうか分からないが
僕にとっては、うれしい出来事であった。
・・・・・・・
さて、来る5月3日は、今年最初のイベントの日である。
ピザ窯を使っての、ピザパーティである。
晴天に恵まれることを祈るばかりであるが、予報は晴れそうである。
当日参加もOKなので、暇な方は是非参加いただきたい。
ガーデンでのんびりしたり、造形を楽しんだり
ライブに参加したり、美味しい料理やドリンクでお腹を一杯にしていただきたい。
時間は、PM4:00~8:00
会費は、3000円
ライブ参加は自由(下手くそ大歓迎ですよ)
参加される方は、電話でご一報いただけると助かります。
0594-72-7867 まで
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by lampnosizuku
| 2010-04-30 00:16
| daily

朝から冷たい雨が降り続いた。
朝の気温は5度である。 またストーブの世話になる。
余りの温度差に体調が狂ってしまう。
雨なので、今日は事務作業をしようと机に向かったが
少し寒気がするので、コタツで仮眠する。
春先は、特に気圧の変化が著しいので、高齢者には要注意の時期となる。
ここの集落でも、このひと月で三名の方が他界された。
自然界でも人間界でも、おそらく春という季節は
いろんな意味で複雑な時期の様な気がする。
こんな激しい気温の変化にも惑わされず
ナチュラルガーデンの草木たちは、新しいいのちを膨らませている。
何よりもうれしいのは、昨年植えた花たちのほとんどが
無事に冬を越し、新たな再生を果たしたことである。
毎日のように草抜きをしながら、地面を見ていると
抜くべき草と花芽である草の区別が、少しずつだが分かって来る。
昨年までは、とにかく、ひたすらに草を抜くという義務感に囚われていたから
大事な花芽までも、ずいぶんと抜いてしまっていたようだ。
今年からは、かなり気を付けて抜くようにしているが
それでも、まだ見分けがつかないので苦労する。
まぁ、失敗を繰り返しながら覚えてゆくしか仕方がないであろう。
三年目のイカリソウが、今年も美しく咲いてくれた。
ナルコユリも咲き始めた。
池のスイレンの葉が、冬色から春色へと変化している。
バラも小さな実を一杯付け始めた。
グミも小さな花を一杯咲かせているので、赤い実が楽しみである。
でも喜ぶのは、トリ君やサル君たちである。





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by lampnosizuku
| 2010-04-22 21:53
| garden

あまりの冷え込みに、灯油を買いに走った。
もう、ストーブもいらないであろうかと思うこと数回である。
この一週間の寒暖の差は、人智を超えている。
明日は雪がちらつくかもしれないという。
温暖化が叫ばれてから久しいが
案の定、アイスランドの氷河にある火山が、180年ぶりかに噴火である。
火山灰は、上空16000Mにも達し、北欧の上空を覆い
ロシアにまで達しようとしているらしい。
そのせいで、北欧ではほとんどの飛行機が運航できないでいる。
なんとその数は、全フライト数の1/2にまでなるという。
たった一つの火山が噴火しただけで、この有様である。
自然の偉大さの前に、機械文明が如何にもろいかを物語っている。
この数年の間に起きている、いわゆる記録的な異常気象は
人間の横暴に対する地球からの警告なのではないかと思わざるを得ない。
災害の度に、多くの犠牲を払ってもなお、人類はエゴに獲り付かれたままである。
環境がキーワードになって久しい。
しかし、国家間のエゴが行き着く所まで行かないと目が覚めないのかも知れない。
NGOやNPOなどによる、真剣な取り込みには
かすかな希望を見出すことができるかもしれないが
それも、政治の後押しがあってのものである。
僕たち一人ひとりに出来ることなどは、本当に微々たるものである。
でも、それはゼロではないということに確信を持ちたいと思う。
蟻の一穴である。



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by lampnosizuku
| 2010-04-17 00:01
| garden

昨日は、冷たい雨が丸一日降り続いた。かなりの雨量であった。
そして、今朝の冷え込みは2月下旬のもの。
底をついていた灯油を再び買いに走る。
ここでは、秋から春にかけての半年余り暖房を余儀なくされる。
夏場はクーラーがいらないので、電気代は助かるが
冬場の半年という長い期間、暖房せざるを得ない。
とにかく、一日も早く暖かくなってほしいものである。
花冷えといっても、やはり春である。
枝垂れ桜が、やっと満開となった。
昨日の雨で、かなり散ってしまうのではないかと心配したが
ほとんど散らないで頑張っている。
この分だと、数日冷え込みそうであるから、日曜日まで持ちそうである。
ガーデンの色彩も、春色に染まっている。
カキドオシやシバザクラ、スミレやマーガレットが面をなしている。
遅れていたチューリップたちが、自己主張を始めている。
蝶々やヒヨドリ、名も知らぬ山鳥たちも飛び交っている。






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by lampnosizuku
| 2010-04-14 22:28
| garden

花桃が満開となって春を演出している。
桃の花といえば、桃の節句ひな祭りである。
新暦のひな祭りは、桃の花がまだ咲かない、ひと月前に過ぎ去っている。
旧暦でいえば今が桃の節句である。
美しい桃色を見ていると、昔の人がひな祭りに込めた想いを
素直に感じることができるから不思議なものである。
日本古来の行事は、やはり旧暦の季節感で味わうのがナチュラルである。
自然に包まれて生活していると、そんな当たり前のことを再認識させられる。
数日前からウグイスが鳴き始めた。
今日のような寒の戻りの日は、さすがに息を潜めている。
道路脇の樹齢数十年のソメイヨシノが、満開となっている。
美術館の脇にある雪柳も、実に見事な枝ぶりである。
待ち遠しい枝垂れ桜は、やっと五分咲きまで花開いた。
明後日辺りから、満開となりそうだが、少し雨が気にかかる。
多分、来週一杯は咲いていてくれると思うが・・・。
ヤマアジサイやカシワバアジサイが、早くも若葉を出している。
モンシロチョウが飛び始め、虫たちもモゴモゴ動き出したようである。
芝生も、少し緑に染まり始め
ナチュラルガーデンは、まさに自然色に彩られている。






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by lampnosizuku
| 2010-04-09 22:35
| garden

寒暖の差が10度位になる日が続いている。
今朝などは、寒さで目が覚めたくらいである。
もう買わなくて済むと思っていた灯油が、まだ入りそうである。
ここでの生活は、半年が寒さに包まれる。
ストーブや炬燵の経費がばかにならない。
早く、暖かくなってくれることを願うばかりである。
昨日あたりから、枝垂れ桜が膨らみ始めた。3分咲きである。
明日は暖かくなる気配なので、5分咲きまで花開くかもしれない。
花桃がひと足早く花開いている。
チューリップのレディジェーンが盛りとなっている。
ツルニチニチソウやスノーフレークも盛りである。
昨年から育て始めたタイツリソウが
僕の心配をよそに、美しい花を咲かせている。
木々たちも、一気に芽吹いて来た。
肌に感じる寒さとは関係なく、春はガーデン深く侵攻している。





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by lampnosizuku
| 2010-04-07 23:26
| garden

昨日の寒の戻りに、びっくりしていた花たちも
今日の穏やかな陽射しには、背伸びして反応していたようだ。
やっと、チューリップが咲いた。
レディジェーンという名の、葉っぱが尖った品種である。
タンポポも咲き出した。 地中の温度が上がっている証拠である。
草抜きをしていたら、隅っこでツクシを発見した。
いつの間にやら、増えている。 嬉しいことかもしれない。
枝垂れ桜の蕾が、やっと2分咲きまで緩んできた。
この調子だと、あと数日で花開きそうである。
山桜や彼岸桜は、もう葉をたくさん出し始めている。
ガーデンの役者の入れ替わりが激しい日々が続く。
ユキヤナギは、本当に柳のように垂れ下がっているし
ギボウシは、タケノコのようにニョキッと顔を覗かせている。
いよいよ、春たけなわとなって来た。
ガーデン仕事に追われる毎日が始まっている。






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by lampnosizuku
| 2010-04-05 00:07
| garden
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