哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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除夜の実


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丑年も、あと一日となった。
今年は、丑にあやかって、のんびり生きようと決めていた。

秋までは、哲学舎もかなりのんびりとしていたが
北山さんのキルト展が始まった辺りから、歩く速度が速まって来た。

11月半ばからは、クリスマスディスプレイのバイトも忙しくなり
猛牛状態の日が続いた。

年甲斐もなく無理をしたせいか、膝と腰を痛めてしまった。
なんとか年末まで持ちこたえたが、昨日から一気に疲れが出てダウン。

今日は、朝から静養である。
しばらくは、あまり動けないので、寅年始めはのんびりせざるを得ない。
寝正月ならぬ、寝たきり正月になるやもしれぬ。

都会にいた頃は、除夜の鐘の音も、喧騒にまみれて聞こえなかったが
ここでは、集落のお寺が近くにあるので、美しい響きを感じることができる。

還暦を過ぎたら、毎年、煩悩を少しずつ捨てて行こうと決めていたが
この二年間で、どれだけ捨てることができたかと思い返すと
情けない限りである。

ガーデンに出て花木たちと向き合うと
いつも彼らが問いかけてくる。

「おまえは人間として何故生かされているのか」・・・と。

除夜の鐘ならぬ、除夜の実がたくさん成っていた。

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by lampnosizuku | 2009-12-30 22:11 | daily

Mafy's Xmas


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昨夜、芸術の森マフィーのクリスマスパーティを開催した。
今年で五度目となる。

今日のような穏やかな陽射しはなく
朝から時雨れていた。

それにもかかわらず、冷たい小雨の中を
35名の老若男女が集まってくれた。

ガーデンでの造形プログラムは、雨のために
場所をランプの雫に急遽変更した。

一週間前からの準備は大変であった。
というのも、先日痛めた腰と膝の状態が芳しくなかったからである。

毎回そうであるが、パーティの準備には相当な労力がいる。
特にクリスマスは、料理の他、ディスプレイやプレゼント作りなど
大変な手間がかかる作業がいる。

いつものようには動けない僕に代わって
スタッフのYさんが、大活躍してくれたおかげで
無事に終えることができた。 実に頼もしい有難いスタッフである。

3時過ぎから集まり始めた参加者も、4時過ぎには30名ほどになっていた。
受付を済ませた人から、ランプの雫で正月飾り作りに挑戦。
稲穂や自然素材を使って、各自が作家気分でオリジナリティを発揮する。
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5時前から、自己紹介を兼ねて「もしも私がサンタさんなら」という設問に対し
各自が思い思いの夢やメッセージを語った。

そして、YOKOさんとYさんの作った手料理を心ゆくまで満喫。
この頃には、緊張気味だった初参加の人々も笑顔でリラックス。

お腹が満足したあたりの6時前から、いよいよドキドキライブが始まる。
一番手は、小学生のTA君と中学生のMA君のリコーダー合奏。
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続いて、MA君とお母さんの微笑ましいリコーダー合奏。
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おまけは、MA君のウクレレ独奏の初披露であった。
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二番手は、初参加HAさんのピアノ独奏で「エリーゼのために」。
60代半ばから習い始めたという頑張りは、拍手喝采である。
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三番手は、同じく初参加TAさんのピアノ独奏で「太陽がいっぱい」。
TAさんも60代から習い始めて一年の成果が、無事に発揮されていた。
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四番手は、いつも美味しい手作りシフォンケーキを差し入れてくれる
KAさんのオカリナ独奏。 習い始めて一年足らずにもかかわらず
宋次郎の曲に挑戦するほど上達している。
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五番手は、SUDさんのヴォーカルとSUGさんのピアノのデュエット。
三度目のライブでステージ度胸も満点である。
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続いて、SUDさんのヴォーカルにSUDさんの娘さんがピアノで伴奏。
微笑ましい親子共演となった。
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ここで休憩を挟み、再び料理や飲み物でリラックス。

後半一番手は、MOさんが率いる津軽三味線三人組の登場。
MOさん以外は初出演で緊張していたが、なんとか無難に弾き終える。
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続いて、MOさんの友人が「炭坑節」を歌い、全員で振りを付けて
盆踊りを彷彿とさせる光景であった。
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後半二番手は、毎回参加のFUさん率いるクインテットのリコーダー演奏。
ソプラノからアルトまでのリコーダーを使ったアンサンブルは
素人の域をとうに超えている素晴らしい演奏である。
参加者全員美しい音色とハーモニーに酔いしれる。
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続いて、SUGさんのピアノ伴奏で、MIさんのリコーダー独奏。
難しい曲である「SERENATA」を、流暢に弾きこなす腕前は
さすがベテランである。
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続いて、クインテットの中の高校生三人組が演奏。
全国大会にも出るという腕前と度胸には、全員が聴き入ってしまった。
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続いて、クインテットに SUDさんのヴォーカルが飛び入りしてセッション。
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後半三番手は、SUGさんのピアノと僕のベースでデュエット。
SUGさんは難しいJAZZを習い始めて三年目であるが
アドリブがやっと様になって来たのはうれしいことである。
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そして、最後の出演者は初参加のゴスペルグループ「ファイヤーワークス」である。
クリスマスにふさわしい讃美歌を歌ってくれ、雰囲気を盛り上げてくれた。
初参加とは思えないほどの、笑顔と振り付けであった。
そして、全員で「聖夜」を静かに合唱し、ライブを無事に終えた。
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いよいよ、サンタさんの登場である。
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隣村のフィンランド村(?)から、マフィーのために駆け付けてくれた。
今年のサンタさんは、いつもビデオを撮ってくださるKAさんにお願いした。
あわてんぼうのサンタさん、袋の中のプレゼントはなんと長靴。
でも大丈夫。プレゼントはちゃんと一杯用意してありました。

そして、サンタさんとジャンケンをして、勝った人から選べるという
ジャンケンプレゼントが始まった。
品物は、こちらで調達したものや差し入れで頂いたものなど。
百円から数千円の価値のある品々が並ぶ。

みんな笑いながらも真剣勝負である。
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それにしても、最後まで負け続けたMAさん
数十回は負け続けたことになる。
でもサンタさんと、一番長く向き合えたのだから幸せだったのだろう。

お開きの時間が来て、全員で記念撮影。
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予定時間を一時間もオーバーしたが、本当に温かいひと時を過ごすことができた。
帰り際のみんなの顔が、来た時とは比べ物にならないほど
穏やかになっていたのが、何よりの喜びであった。

会場のあちこちでは、スタッフである造形作家Yさんの創作した
野菜や自然素材を使ったオブジェが彩を添えた。
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夜空のどこかで、マフィーのパーティを見ていたサンタさんがいたのだろうか。
穏やかで温かいこころをプレゼントしてくれた、本物のサンタさんに

「ありがとう!サンタさん」
by lampnosizuku | 2009-12-25 00:25 | ivent

冬将軍のお出まし


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昨日の昼から舞い始めた風花が、夕方には風花吹雪となった。
凍て付く夜空に、凛とした月が輝いているのに
風は冷たく吹き荒れている。
山ならではの不思議な光景である。

案の定、今朝起きたら、一面まぶしい銀世界であった。
今冬初の積雪である。 初回にしては15センチも積もった。

ここに引っ越しをして、五度目の冬であるが
雪かきに関しては慣れないままである。

名古屋にいた頃は、雪が舞っただけでも
子どものように嬉しかったものであるが
ここでは、積雪を喜んでいる暇などないくらい大変である。

雪がこんなにも重く、雪かきがこんなにも重労働だとは知らなかった。
四年前の大雪では、雪かきで腰を痛めたし
三年前は、凍結した道路でスリップしてガードレールに突っ込んだ。

雪をなめてはいけないと聞いていたが
体験してみて初めて分かるものである。

だから、今朝も注意していたのだが
雪かきの途中で足を滑らせた。一瞬踏ん張ったのが右足であった。
夏に痛めた右膝が、やっと治りかけていたのに、またやられた。

腰も完治していないのに、しばらくは手負いの羊状態である。
油断大敵を身に染みて思い知った一日となった。

痛さでガーデンの花木たちに覆い被さった雪を
払いのけてやることもできなかったのが残念であった。

しかし、雪が見せてくれる自然の素晴らしさも沢山ある。
綿の木に積もった雪が、綿と同化してとても幻想的な美しさである。
ラベンダーの花びらも、雪に抱かれて土に還ろうとしている。
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by lampnosizuku | 2009-12-20 01:46 | daily

夜空に風花が舞って


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昨日の朝から急に冷え込んできた。
一週間後に控えた冬至に合わせるかのように
冬将軍のお出ましである。

今朝の気温は2度。
寒さで目が覚めたくらいである。今年一番の冷え込みとなった。

寒さに弱い僕にとっては、暖冬を願うばかりであるが
ガーデンの花木たちには、普通の冬の寒さが必要である。

昨日の雨が、夕方からみぞれになり
夜半には冷たい白い雪となって、ガーデンの上を舞った。

しんしんと降る雪は、なぜか温かく感じるのであるが
風花となって舞う雪は、その美しさとは裏腹に全身を貫く冷たさである。

今朝起きてみたら、藤原岳がうっすらと雪化粧をしている。
しばらくは、あの雪化粧を毎日拝むことになる。

伊吹おろしの冷たい風に、ガーデンの花木たちも立ち向かっている。
冬の厳しさは、春のいのちを呼ぶ産みの苦しみかも知れない。
地中では、もう陣痛が始まっている。


クリスマスを控え、マフィーの森も少しだけクリスマスムードの
演出である。

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by lampnosizuku | 2009-12-16 23:29 | daily

春が来たかと・・・


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この数日、例年になく暖かい日が続いている。
予報では暖冬らしいが、ここでの朝晩の冷え込みは冬そのものである。

しかし、一昨日の暖かさは、小春日和というよりは春そのものであった。
水仙は沢山咲き始めてるが、驚いたのはタンポポが咲いたことである。

おまけに、咲き終わったと思っていたコスモスまで咲いている。
五月に咲く、キンシバイまで二つ三つ花を付けている。

この時期にしては、本当に不思議な光景である。
ガーデンは、ひと時のイエローマジックに包まれている。

オキザリスやユーフォルビアも元気そうだ。
野バラたちの赤い実が、まだまだその輝きを失わないでいる。

明日からは、また冬型に戻るらしいが
花木たちも、今年は随分戸惑っているようである。


今週も、先週に続き、月火の休館日を利用して
名古屋まで廃材を集めに出かけていた。

知人の家が建て替えをするので、14日の解体前にいろんな廃材を
もらいに出かけていた。

古いものが余りなかったが
欄間やガラス窓、農機具やタイル煉瓦などをもらって来た。

庭には、いろんな植え木があったが
スコップを持っていかなかったので、大きなものは断念した。

無理して引っ張れば抜ける木もあったので、数本頑張って抜いた。
昔ながらの板塀や縁側も風情があったので、無理して剥がしてきた。

だが、その無理が祟ってしまった。
縁側をはずす時に、かなりの力を要したので腰に痛みが走った。
まぁ、いつもの腰痛だと思っていたが、次の朝起き上がれない。

軽いぎっくり腰の再発である。
やはり、気力と体力には相当のギャップがあることを
改めて、思い知らされた。

そういう時に限って、来館者が多いのであるから不思議である。
湿布をしてさらしを巻いて頑張ったが、かなりきつい二日間であった。

今日は、痛みも和らいできたので、こうしてブログの更新ができる。
だが、まだ数日は油断禁物である。
あれもこれもと欲を出すと、バチが当たるという教訓である。

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by lampnosizuku | 2009-12-10 23:18 | daily

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今日は、一日中冷たい雨に包まれた。
昨夜の美しい星空が、黒い雲に隠れてしまった。

冬至まであと二週間。
今が一年の内で、一番日が短い時期である。

夏至の頃は、7時半でも明るかったのに
今は、5時には暗くなる。

暖冬が予想されているが、ここはいつも寒さが厳しい気がする。
伊吹おろしの風が、鈴鹿山脈に沿って容赦なく吹き付ける。

いよいよ冬が本番となる。
ガーデンの花木たちも、春を待ち望んで頑張っているのだから
暖房器具に囲まれた僕が、頑張らないわけにはいかない。
そう云い聞かせながら、少し年老いた身体に鞭を入れる。

もうすぐクリスマスである。
スタッフのYさんが、マフィーのためにクリスマス飾りを創ってくれた。

自然素材を使ったオブジェは、Yさんの本領発揮というところである。
可愛らしいサンタたちが、カフェやドア、トイレの中にまでも登場である。

23日は、芸術の森マフィーのクリスマスパーティが開かれる。
毎回テーマは、「ありがとう サンタさん」である。
(詳細はHPのイベント欄へ)

誰の心の中にも、サンタさんは棲んでいる。
毎日とは云わないまでも、せめてクリスマスの日には
心の中のサンタさんに変身してほしいと思う。
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by lampnosizuku | 2009-12-05 22:55 | ivent


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師走に入り、丑年もあとひと月足らずとなった。
今日は、小春日和というよりは、春の暖かさであった。

ガーデンに蜂やトンボや蝶々までもやって来た。
寒い日が続いていたのに、何処に潜んで生きていたのであろうか。

寒暖の差が激しく、戸惑う季節なのに
自然の生きものたちは、素直に順応しているから凄いと思う。

どうやら、人間だけが自然の摂理からどんどん離れてゆき
身も心も素直さを失ってゆくようである。

ルソーでもあるまいが、僕たち現代人は
還るべき自然が何処にあるのかさえ、見失っているようだ。

追い立てられるような情報社会にあっては
静かに立ち止まることさえ難しくなってしまった気がする。

ただでさえ師走である。
一年の締めくくりという意味では、忙しくせねば間に合わないこともあろうかと思うが
日常の連続だと思えば、無理に忙しくすることもないはずであるが。


まぁ、それはさておき、買い物に出かければ、街角やショップの店内に
早くもクリスマスソングが流れている。
住宅街にも、イルミネーションが目立つようになって来た。

クリスマスまでには、まだ三週間もある。
僕が子どもの頃には、街角の飾り付けも
せいぜい一週間前あたりからであった気がする。

クリスマスイヴよりも、ケーキが食べられる25日の当日の方が嬉しかった。
だが今はもう、25日の当日は、クリスマスがどこかに行ってしまったようである。

クリスマスが何の日かさえも知らない人も増えているようだ。
日本における、楽しい年中行事の一つだと思えばそれで良いのだが。
4月8日の花祭りよりも、クリスマスが盛り上がるのも
不思議な話である。

ガーデンでは、クリスマスローズが新芽を出している。
ヒイラギナンテンも花を咲かせた。
冬の主役たちは、出番を控えてのんびりと忙しそうである。

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by lampnosizuku | 2009-12-03 00:39 | daily