哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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蛙の学校は池の中


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この二日間、秋晴れの爽やかな風にも関わらず、夏の陽射しが戻ったようだった。
残暑とまではいかないが、草抜きをしていると汗ばんでくる。

ガーデンには、コスモスたちに混ざって、彼岸花が咲いている。
ムラサキシキブやシロシキブも、秋模様には相応しい。

ノイバラも赤い実を付け、ピンク色のタデたちが至る所で咲いている。
ガーデンは、すっかり秋色に染まっている。

昨日の朝、ガーデンに出て、何気なく池を覗いたら
スイレンの葉の上で、蛙たちが朝日の方に向かって見事に並んでいる。

そっと近づいてカメラに収めたが
その光景は、まるで蛙の学校のような光景であった。

彼らの視線の先には、偶然にもシロガエルが鎮座している。
偶然なのであろうが、それにしても微笑ましい光景であった。

ガーデン造りも、今や5年目に入っている。
やっと、いろんな生きものたちが、沢山来てくれるようになった。

花木たちも、何とか八割方が順調に育っている。
来館者の方たちの顔が、ガーデンの中で
穏やかな表情に染まっていくのを見るのが、何よりもうれしい毎日である。

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by lampnosizuku | 2009-09-26 00:00 | garden

ツバメたちも南の空へ


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彼岸前だというのに、肌寒い日が続いている。
残暑という言葉が、今年は影を潜めてしまったようである。

昨日からツバメたちの姿が見えなくなった。
早すぎた秋のせいなのか、もう南の空へ飛び立ったようだ。

隣接するパークゴルフ場の芝生の上から
マフィーのガーデンの上を、100羽ほどのツバメたちが周回している様は
まさに、ファンタジーの世界である。

ツバメたちが去っても、赤トンボたちがその世界を引き継いでいる。
夜ともなれば、秋の虫たちが羽を擦り合わせて、お伽の世界へ。

厳しい冬を前にして、今あるいのち達が精一杯生きている。
ここにいると、草木や花や虫や鳥たちが、いのちの連鎖を垣間見せてくれる。

彼らにとっては、それが当り前の生の営みなのであろう。
だが、人間だけがその当たり前の摂理から、どうもはみ出しているようである。

ここ数年よく使われる言葉に、あるがままでいい、というものがある。
しかし、あるがままに生きることほど、難しいことはないような気がする。

あるがままである己を知覚することは、悟りに通じているからである。
その意味において、草木や花や虫や鳥たちには敵わない。

彼らに囲まれていると、あるがままに程遠い、我がままにしか
生きられない自分がいることを思い知らされるのである。

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by lampnosizuku | 2009-09-21 22:45 | daily

そろそろ冬支度


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数日前、久しぶりに降った雨のせいか、気温が急に下がって来ている。
暑さ寒さも彼岸までと云うが、今年は季節も前倒しの様相である。

今の室温は16度。 じっとしていると肌寒い。
夜のガーデンに出てみると、夜露が冷たいくらいである。

早くも冬支度を強いられているようだ。
近々の秋晴れを利用して、暖房器具や布団などの手入れをせねばならぬ。

今年は、秋の長雨も来ないかも知れない。
ガーデンの花木たちには、どんな影響が出てくるのか気にかかっている。

寒暖の変化のせいか、この数日で電球が2個も切れた。
毎年のことであるが、春と秋には電化製品の調子が悪くなる。

昨日は、コーヒーメーカーとセンサーライトが壊れた。
因果関係のほどは、僕には分からないが、秋にはこんなことがよく起きる。

生身の身体も、季節の変化には要注意である。
うがいや節制のおかげで、今のところ何とか風邪をひかずに過ごしている。
しかし、歳のせいなのか痛めた右膝の調子は一向に回復しない。

この数年、同年代の訃報の知らせが増えて来た。
ただの知り合い程度の知人の訃報には、そうかと頷くばかりであるが
親しかった友人の訃報には、早すぎるであろうその死に胸が痛む。

現在の我が国は長寿大国らしいが、僕たちの戦後世代にとっては
それが当てはまらないような気がしている。

還暦を過ぎたら、いつお迎えが来てもいいような生き方を
考えざるを得ない状況なのである。

人間である以上、生老病死は必定である。
幸いにも還暦を迎えたならば、生老病死も次のように考えてみたいと思う。
如何に生き、如何に老い、如何に病と向き合い、如何に死するか。

秋の夜長は、まさに、哲学するために最適の条件である。

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by lampnosizuku | 2009-09-15 23:30 | daily

アキアカネがやって来て


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太平洋岸を台風が通り抜けた。
昨日吹いた余波の風が、花たちを傷めつけるかと心配であったが
大したこともなく一安心である。

昨年は、台風の風でコスモスがすべてなぎ倒されたからである。
まだ、これから一つや二つは上陸するかもしれないが
直撃だけは免れたいものである。

台風一過、今朝は澄み切った秋空であった。
しかし、気温が急激に下がったので、肌寒いくらいであった。

今の室温は17度。外は15度位まで冷え込んでいる。
涼しいを通り越して、寒いという言葉が出てしまうくらいだ。

九月初旬だというのに、もう冬支度のことが頭の中をよぎる。
夏に続いて、今年は秋も短そうである。

本格的な涼しさのせいなのか、今朝からアキアカネが飛んでいる。
不思議なほど美しい赤を纏っている。

しばらく前に群舞していたのは、どうやらナツアカネという赤トンボらしい。
トンボの種類もたくさんあるらしいが、僕に分かるものは数種類しかない。

花の種類や名前も、気が遠くなるほど沢山ある。
ほとんど花のことは知らなかったが、ガーデン造りを始めてからは
少しずつ覚えるように努力はしている。

日本名の花は、まだ覚えやすいが、洋名の花に関しては
なかなか覚えが悪いので苦労している。

とりあえず、ガーデンに植えた花木に関しては
毎朝、グルッと見回りながら、名前を声に出して復唱するようにしている。

今では、なんとか数十種類の名前を覚えたようだが
歳のせいなのか、昨日云えた名前が思い出せなくなることがある。

そんなときは、ボケ防止のためにも思い出すまで頑張るようにしているが・・・。

涼しくなってきたせいか、キク科の花たちが咲き出した。
水引の赤も秋を演出している。

ヒメザクロが実を膨らませ、ケイトウも咲き出した。
水晶ラン(多分)も、花を付けた。

ノリウツギのライムライトが、アナベルのような白い花を咲かせている。
ハーブたちも、寒さが来る前に、最後のいのちを輝かせている。

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by lampnosizuku | 2009-09-09 23:54 | garden

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今日は、少し残暑が厳しかったが、夕方ともなれば半袖では肌寒い。
ここでは、もうすっかり秋が居座っている。

夜ともなれば、虫たちの大合唱が一面にこだまする。
ガーデンに出て空を見上げると、まん丸い月が赤みを帯びて輝いている。

どうやら、今夜は満月らしい。
虫の合唱をバックにお月見とは、贅沢な風流である。

都会の喧騒の中では、決して体験できないこの贅沢を
みんなにも味わってほしいと思うのだが・・・。
ひと月後のお月見パーティが、晴れてくれることを祈るばかりである。

ガーデンでは、黄花コスモスに代わって、白やピンクのコスモスたちが咲き出した。
水引の鮮やかな赤が際立っている。

今朝彼岸花が突然咲いた。
昨日は何も兆候がなかったのに、たった一日で背丈を伸ばし花を咲かせた。

春に咲いたクレマチスがまた咲いている。
シロシキブは、ムラサキシキブに先駆けて実を付けた。

収穫を楽しみにしていた柿とブルーベリーが、今朝見たら一つもない。
どうやら、サル君たちが遊びに来たようである。
昨年にも増して、餌が減っているのであろうか。
サル君たちの来訪が、今年はずいぶん早すぎる気がする。

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by lampnosizuku | 2009-09-05 22:20 | garden

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あっという間に短い夏が過ぎ去り、涼しい風が秋を運んでいる。

赤トンボが乱舞し、コスモスが一斉に咲き始めた。
水引が線香花火のような、可憐な赤い光を放っている。

七草のひとつ、萩があちこちでいっぱい咲いている。
風船カズラが、今年もたくさんの風船を飛ばしている。

インパチェンスの鮮やかさだけが、夏の面影を残している。
オシロイバナは、まん丸いタネ作りに忙しそうである。


そんな初秋にふさわしい個展が、1Fのレントギャラリーで始まった。
東京都清瀬市に在住のキルト作家、北山玲子さんの作品展である。

「ばあちゃんの布あそび」展と題された作品たちは
どれもみな独創的であり、気の遠くなりそうなほど細密な糸運びである。

パッチワークを始められてから、20数年が経つという。
お話を伺ったが、きっかけは27年前の新聞に掲載された
原田泰治さんの絵との出会いであるという。

原田泰治さんの絵の質感に、布が持っている暖かさを感じられ
それを布で表現してみたいという衝動に強く駆られたようである。

そして、自己流ながらコツコツと、原田泰治さんの絵を布で表現されてきたという。
作品の多さにも驚きましたが、ひとつひとつの細やかさには驚くばかりである。

一枚仕上げるのには、早くても一か月、大きいものは一年かかるそうだ。
北山さんは、今年で78歳になられます。
昨年白内障の手術をされたそうですが、その集中力は益々高まっているようです。

お聞きしたところ、今回が初めての個展だということである。
内容は、ご自分のオリジナル作品と、原田泰治さんの絵をパッチワークした作品が半々。
遊び心を感じる小物たちも並んでいる。

諏訪市に原田泰治美術館があります。
北山さんは、そこで毎年開催される「絵画キルト大賞」展(今年で6回目)に毎年出品され
第2回の「絵画キルト大賞」展では、見事優秀賞を獲得されている。

今回は、特別に原田泰治さんからコメントが寄せられている。

開催期間は、9/2~12/26までの4か月余り。 出展作品は20数点にのぼる。
必見の価値ありの作品展である。 どうぞ、お暇を見つけてお出かけください。

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by lampnosizuku | 2009-09-02 22:37 | daily