哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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<   2009年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧


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この数日は、厳しい寒さがぶり返している。 毎日雪が舞うほどである。
外での作業は、疲れた体にはきついが、気力で頑張るしかない。

この寒さのおかげなのかもしれない。心配していたスノードロップが、昨日やっと咲いた。
昨秋から、ずっと探していたスノードロップの球根は、偶然にも年末に見つかった。
10球しか手に入らなかったが、うれしかった。

植付けは、11月頃にするのが一番であるが、遅れたのは致し方ない。
おまけに暖冬である。
内心諦めかけていたが、自然の摂理は実に律義である。

スノードロップはクリスマスローズと同じくらい、僕のお気に入りだからである。
寒風のガーデンの中でも、その辺りだけは、温もりを放っている気がする。

彼らに励まされて、今日も力仕事であった。
Yさんと相談して、グリーンテラスの中に、絵本などが読める小さな小屋を造ることにした。
ブロックを50個運んで、地面をならして土台を造る。
テラスのパイプをカットして空間を空けるなど、ハードな一日であった。

明日からは大工仕事である。
素人造りであるから、おそらく二週間くらいはかかりそうである。
材料費も捻出できそうにないので、今ある端材をかき集めて工夫するしかない。
まぁ、廃材などの再利用は得意なので、何とかなるであろう。
とりあえず、カンバス型の植木鉢を端材で作ってみた。

シャガ君とダヴィンチ君は、寒さをものともせず元気にしているが、
最近、兄弟げんかをするようになってきた。
ちょっかいを出すのは、決まってダヴィンチ君である。
しかし、夜ともなれば、二匹仲良くおやすみである。
見ていると、人間の子どもとほとんど変わりないのが、なんとも云えず可愛いものである。

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by lampnosizuku | 2009-02-24 00:35 | garden

なごり雪か


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先週の異常な陽気は、一体なんの悪戯だったのであろうか。
暖冬とはいえ、やはり自然のサイクルは律義である。

月曜日から、三日間雪がちらついた。
積雪は3センチほどであったが、とにかく身を切る冷たい風が吹いた。

こともあろうに、その三日間は、ちょうど名古屋で今冬最後のバイトがあった。
仕事は、中川区にあるチョコレートカフェ「CVORE」のガーデン改造作業である。
スタッフのYさんは、造形作家の仕事以外に、店舗ディスプレイの仕事もしている。
僕のバイトはYさんの助手兼大工仕事である。

寒風の中、10時から19時まで、昼食の30分以外休憩なしの突貫工事であった。
植木の移動や、柵作り、オブジェの制作、看板やドアの制作など。
穴掘りやセメント捏ね、ペンキ塗りなど、息つく暇もないほどの重労働であった。
じっとしていると、寒さで震えが来るので、とにかく身体を動かし続けるしかない。

帰りの車の中、運転しながら、つい「山谷ブルース」が口をついて出てしまった。
皮膚はカサカサになり、久しぶりのあかぎれである。
今朝起きたら、体中が筋肉痛である。 腰は注意していたがやはり痛んでいた。
今日一日湿布して休養。温泉でマッサージしたら随分回復したが、やはり歳には勝てぬ。

休館日も、あと8日間である。
哲学舎のメンテナンスや造作の作業が、まだかなり残っている。
明日から、気合いを入れ直して頑張ることにしよう。

モグラガーデンも、春が近づいている気配である。
その名の通り、モグラ君たちが元気に活動しているみたいだ。
花かんざしが蕾を膨らませ、スノードロップも芽を出し始めた。
地植えしてあるクリスマスローズも咲き出した。

グリーンテラスの葛は、野バラを巻き付けるために、根っ子を残してすべて切ってしまった。
Yさんが、葛のつるを利用して、大きな鳥かごのような植木鉢を創ってくれたので
ビオラを入れてエントランスに配置した。
今年は、とにかく勉強しながらガーデンの作業に専念しようと思っている。
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by lampnosizuku | 2009-02-20 00:43 | daily

春が駆け足で


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風も穏やかで暖かな一日であった。
例年より数週間も早く、春がやって来たようだ。
藤原岳が抱いていた雪も、ほとんど解けてしまいそうである。

フキノトウが顔をのぞかせ、梅の蕾もほころびそうである。
冬色をしていたガーデンが、春色のグラデーションに変わって来ている。
日を追うごとに、花木たちの新芽が膨らみを増している。

シャガール君もダビンチ君も、この暖かさを喜んでいるのか
ガーデンを走り回ったり、木登りをしたりと楽しそうである。

人間にとっても、生きものたちにとっても、春を待ちわびる気持ちに変わりはない。
冬来たりなば・・・である。
苦難の道も、希望を捨てずにコツコツと歩いてゆけば
必ず道が開けると信じたいものである。

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by lampnosizuku | 2009-02-15 22:30 | garden

春の使者クロッカス



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昨日の雨に誘われたのであろうか、今朝のガーデンに黄色いクロッカスが咲いた。
毎朝見ているガーデンも、たった一日で変幻する。

うれしいことに、昨年挿し木したローズマリーが花をつけた。
クリスマスローズも大きくなった。

今年は、雪よりも雨が多い。
藤原岳も例年に比べ雪が少ない。 やはり、短い冬となりそうである。

しばらく、ハードワークが続いているので睡魔に襲われる毎日であるが
あと二週間は、気を引き締めて頑張るしかない。

暖かくなれば、ガーデンの草木や花たちとの楽しい格闘も待っている。


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by lampnosizuku | 2009-02-13 00:23 | garden

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春の到来を身近に感じているのか、自然の生きものたちが賑やかしくなってきた。
ガーデンの下草たちは、日毎に緑を増してきている。
木の芽たちも、固い殻を破って色づき始めてきた。

山鳥たちも元気に鳴き始めている。
そろそろ、サル君たちがやって来るころだと思っていたら、
昨日あたりから、サル君たちを追い払う空砲の音が響いている。

あの音がすると、近くに彼らがいることが分かる。
案の定、今朝ガーデンに出てみると、食べごろになった柚の実がすべてやられていた。
硬い皮がきれいに半分に剥かれ、実がすっかり食べられていた。
初めて成った柚の実だったから、一つくらいは食べたかったが致し方ない。

道路に出てみると、いたいたサル軍団が。
中に、今年生まれたばかりの子ザルが数匹いる。
僕を見つけて、急いで逃げていくが、子猫たちと見間違えるほど走り方が似ている。
写真を撮ろうとしたが、母ザルに乗っかってあっという間に消えてしまった。

山に餌がないのであるから、里まで降りて餌の取り方を親ザルから学ぶしかない。
餌といっても、畑の作物や果樹である。
お百姓さんも、苦労して大切に育てた野菜をやられてはたまらないであろう。
だから、ほとんど防護柵や電流柵が張り巡らされている。

それでも、毎回サル君たちがやって来ては、何か餌をせしめていくのである。
畑を観察してみると、どう見ても獲られても仕方がない状態の畑がある。
全く無防備なのである。サルやイノシシが来ることが分かっているのにである。

僕には、そんなお百姓さんが、なぜそうしているのか分かる気がする。
彼らは、サル君たちを思いやって、おすそ分けをしているのである。
この辺りは、出荷するための専業農家は少ない。
米やお茶は出荷するようだが、野菜は自家用である。
結構大きな畑で作っているから、老人主体の家庭では食べ切れるはずはないのである。
それでも、畑いっぱい作っていれば採り切れない残りものが出るのは必定である。

その残りものを、サル君たちが求めてやって来ることは、百も承知のことなのである。
そんなお百姓さんたちのやさしさを、僕はとてもうれしく思う。

哲学舎のモグラガーデンにも、果樹が植えてある。
サクランボ、梅、グミ、ビワ、柿、キンカン、柚、無花果、みかん、ヒメリンゴなど。
僕が食べるのは、その一割にも満たない。
そのほとんどは、彼らに食べてもらうためである。
彼らの生存を脅かしてきた人間の一員として、せめてもの罪滅ぼしのつもりである。

今日は、先日もらって来た古い道具たちを、ステインで塗装し直す作業に追われた。
洗って、乾燥させ、塗装し直せば、見事に味のある調度品に変身するから不思議である。

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by lampnosizuku | 2009-02-10 23:41 | daily

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毎年、節分前後は寒さは厳しいが雨が少ない時期である。
今年は、例年より少し暖かい日が続いている。
夕方4時を過ぎたあたりから、急激に冷え込んでくるが、日中は10度近くまで上がる。

昨日までの三日間は、「ランプの雫」のペンキ塗りに集中した。
朝の9時頃から始めて、夕方4時半頃まで集中作業である。
スタッフのYさんが、二日間手伝いに来てくれたのでとても助かった。
一人では、一週間くらいかかっていたかもしれないと思うと、有難い存在である。

春の足音は、ずいぶん大きくなってきた気がするが、夜はまだまだ冷え込みが厳しい。
ガーデンの花木たちも、膨らませた芽をそのままにして、戸惑っている様子である。
梅の芽も少しだけ膨らんでいるが、元気なのはクリスマスローズと水仙だけかもしれない。

疲れが出たのか、今朝から風邪気味である。
おまけに、体中が痛む。
長めの風呂で少し回復したが、年毎に老いてゆくのが自覚させられる。

二月もあと3週間ばかりである。
メンテナンスや造作の作業がまだ半分以上残っている。
明日から、気合いを入れ直して頑張ることにしよう。
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by lampnosizuku | 2009-02-08 23:12 | daily

暖かい立春


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今日は立春であった。 
例年ならば、まだ寒さが厳しく、外での作業がつらい時期である。

しかし、今年の立春はどうしたことか。
三月上旬の暖かさである。 暖かいことは有難いのであるが、温暖化のせいだと思うと
気分も晴れない。

それでも、ガーデンの花木たちは、自然の摂理に従っているのであろうか。
例年になく、早い芽ぶきである。

クリスマスローズが早くも咲きだした。 チューリップも一斉に地表に顔を出している。
年末から咲き始めた水仙は、早くも盛りを過ぎようとしている。
夏の木々たちも芽を盛んに出し始めている。

あまりにも早い春。
「春よ来い」と、日毎に待ちわびる楽しみを奪われたようで、少し切ない気もする。

しかし、今日の暖かさは、作業にはとても有難かった。
昨日、家を建て替えるために旧家を解体するという、名古屋の知人宅へ出かけた。
いらなくなったものの中から、美術館で利用できそうなものを頂戴してきた。
築100年余りという立派な造りであり、なんだか解体するのは残念な気もしたが
家主の事情もあろうから致し方ない。
家主にとっては不要なものでも、僕にとっては利用できるものばかり。
結構沢山あったので二往復した。

小物たちをどうやって活かしていくか、しばらくは楽しい悩みがつづく。

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by lampnosizuku | 2009-02-05 00:47 | daily