哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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秋はそこまで


ここしばらくは、公私共にいろいろあり、身も心も少しダウンしていた。
数日前まで続いた猛暑が、追い討ちをかけていたこともある。
一昨日からやっと涼しくなり、睡眠も十分とることが出来体調も回復してきた。

季節は確実に秋に向かっている。
蝉の鳴き声は、ほとんど聞こえなくなった。 秋の虫たちが昼間から鳴いている。
短い夏が、もうすぐ終わろうとしている。 ガーデンではシュウメイギクが咲き出している。
昨夜は、今夏初めての満天の星空であった。 


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by lampnosizuku | 2008-07-31 23:32 | daily

短い夏も盛り


数日前に梅雨が明けた。 さすがに暑い日が続く。
蝉たちも、待ちわびていたのか、一斉に鳴き出した。 ガーデンの水やりも大変である。
黄花コスモスやオシロイバナが咲きだして、一層賑やかになってきた。
蓮も4つ咲いた。朝顔は昨年の倍以上は咲いているであろうか。
グラジオラスも昨年より沢山咲いている。赤トンボもやって来ている。
短い夏も本番である。 8月に入ればもう秋もそこまで。
一週間前にやって来た猫の仲間、シャガール君とダビンチ君は、ここの環境に慣れたのか
毎日元気に運動会である(まだ部屋の中であるが)。
食欲も排泄も好調のようだ。 部屋にあるものを片っ端から引っ掻き回している。
二匹でじゃれ合っては、飛び回っている。 おかげで部屋の中は散々である。
遊び道具になるものをいろいろ与えているが、すぐに飽きてしまう。
今日は紐を与えたら、2時間くらい遊んでいたので、しばらくはこれでいくことにする。
もう少し慣れてきたら、少しずつ外に出してやろうと思う。
マフィー君のように、逞しく優しい猫に育ってもらいたいと願ってはいるが
果たしてどうなることやら。

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by lampnosizuku | 2008-07-22 22:35 | garden

哲学舎の仲間が増えたよ


黒猫マフィー君が家出をして、早や4ヶ月が過ぎた。
3ヶ月位したら戻ってくると思っていたが、未だに行方知らずである。
人懐っこいマフィー君だから、きっとどこかの家に入り込んで、
餌などを頂戴し、家人にスリスリして可愛がってもらっているのであろうと思いたい。
そんな折に、大工のHさんが「猫いらないか?」と、タイミング良く電話して来た。
マフィー君が家出中であることを彼は承知の上である。少し心が動いたが、スタッフの
Yさんと相談してから決めることにした。 Yさんは、僕のボケ防止の為にも飼うべきだと
大賛成である。 マフィー君のことは待ち続けることにして、1匹もらいに行くことにした。
Yさんと出かけたのは、緑区のHさん宅。 
猫を下さるのはHさんの知り合いの方、生後2ヶ月足らずの8匹の子猫を連れて来ていた。
黒の子猫がいるというので楽しみにしていたが、残念ながらメスであった。
オスを予定していたので黒猫は諦めることに。 残りの7匹をしばらく観察していたら、
やたら僕と目の合うトラ猫がいる。 相性が肝心であると思い僕は彼に決めた。
しかし、Yさんは他のニ毛を気に入ったらしくやたらと勧める。
しばらく相談した結果、2匹共もらうことにした。 幸い同じ親から生まれたオス同士で
顔も良く似ている。 2匹の方が猫君も寂しくないであろうと、自分を納得させ帰路に。

哲学舎の仲間が、2匹も増えた。 花や木や虫たちも仲間であるから、大家族である。
このご時世である。 彼らの餌代を稼ぐのも大変であるが、頑張ることにしよう。
マフィー君のように、みんなに愛される優しい猫に育ってくれることを祈るばかりである。

では、みなさまにお披露目とご挨拶を。

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by lampnosizuku | 2008-07-17 23:44 | daily

消費者心理は「氷河期」


タイトルは、今朝の中日新聞に掲載されていたものである。
ガソリンや石油製品の値上げが、衣食住に関係するすべての業種に深刻な影響を
与えつつあるというものである。
生活に直結する光熱費や食費が、軒並みの値上げである。
消費者マインドは過去最低の冷え込み方らしい。 
給与所得者や、いわゆる勝ち組企業はまだ大丈夫かもしれないが、自営の商店業には
大打撃である。 政策に期待できない以上、もう自己防衛するしか手立てがないのが
現実となって来たのである。 しかし、自己防衛も限界に来れば、我慢か廃業である。
ガソリンスタンドの廃業が相次いでいることを見れば、事態はかなり深刻である。
サミットの結果を見るまでもなく、もはや日本は見捨てられようとしているのであろうか。

この現実は、美術館にはとても重くのしかかって来る。
この春から五月までは、少しずつ来館者も増えていたが、六月頃からは急に減り始めた。
七月に入ってからは、バタッと止まった。 ただでさえ暇な美術館である。
ガソリン代がこんなに上がっては、車でしか来られない美術館には大打撃である。
超緊縮財政(いわゆる貧乏生活)の苦労には慣れているが、手をこまねいている
訳にもいかぬ。 知恵を絞れるだけ絞って、対策を考えることにする。
どんどん不況になれば、ディスプレイのバイトも真っ先に削られるかもしれない。
真夏の夜の夢が、悪夢で終わらないことを祈るばかりである。

今日は、梅雨も明けそうな気配であった。陽射しは強いが風は心なしか涼しかった。
トンボが舞い、蝉も鳴きだし、夏本番である。
ガーデンの作業をしていると、草花たちに励まされることが実に多い。
食糧危機は、近い将来確実にやって来るであろう。 そろそろ畑を作って、野菜だけでも
自給した方が良さそうである。 
果樹も、もっと植えようと思うが、サル君やイノシシ君たちとうまく分配できたらいいのだが。

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by lampnosizuku | 2008-07-12 23:06 | daily

ガーデンが絵画のように


昨日、かなり激しい雷雨があり、梅雨明けも間近かな気配である。
気温は28度くらいであるが、湿度が70%くらいあり、今年一番の蒸し暑さである。
いよいよ短い夏が始まろうとしている。
モグラガーデンでは、一斉にいろんな花たちが開花し始めた。
二階から見下ろすと、まるで一枚の点描画のような趣である。
モントブレチアのオレンジ色が加わったせいかも知れないが、南国のイメージさえある。
春の名残りと秋の香りが、夏の勢いに負けまいと自己主張しているのが何ともいじらしい。
植樹した木々たちも、確実に背丈を伸ばしている。
この3年間は本当に大変な庭造りであったが、彼らの美しい姿に出会うと苦労も報われる。
あと10年もすれば、きっと小さなマフィーの森が出来上がっているかもしれない。
森を創ることは、僕の夢でもあるが、僕に与えられた小さな役割でもある。
マフィーの森が出来たら、そこでしてみたい沢山の夢がある。 
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by lampnosizuku | 2008-07-07 23:08 | garden

僕には93歳になる母がいる。 3日前に、名古屋にあるグループホームに入所した。
母は、一年半ほど前から痴呆の症状が出始めていた。 
月日と共に介護認定度も進んでいく。 同居する姉も介護疲れでダウンしそうになり、
やむなくデイサービスとショートステイに通うことになる。 
介護施設の現場は、どこも満員の状態である。
その施設が気に入ったからといって、毎日通うことが可能なわけではない。
ケアマネとの調整はもちろんだが、自分で探すこともしなければならない。
とにかく、空きのある施設を探し、スケジュールを抑えていく訳である。 
そんなたらい回しが母にとって悪影響を及ぼすことは明白であったが、
こちらとしてはなす術がない。

特養も介老もホームも、どこもかなりの順番待ちである。 1~2年待つのは当り前である。
不謹慎な話ではあるが、空きが出る時は入所者が他界したときである。
人の死を待ち望むしか手がない介護の現実は、どう解釈したらよいのか難問である。
介護に疲れ果てた末の尊属殺人が、年々増えている。 だが、それは他人事ではない。
誰だって、その立場に立てば、理性など役に立たないことは容易に分かるはずである。
介護ビジネスは一見花盛りであるが、コムスンの件を見るまでもなく、問題山積である。
私たち団塊世代が要介護になる頃には、もっと悲惨な現実が待っているような気がする。
元気でポックリと逝けたら、それが身内にとっては一番の恩返しかもしれないが、
なかなかうまく行かないのが現実であろう。
ただでさえ生き方が難しい世の中なのに、死に方まで翻弄されるとは情けないこととなる。

さて、縁は異なものというが、天は我を見捨てずである。
母は、この数ヶ月、空きのある施設を転々としながらショートステイを繰り返していた。
週に一度は面会に出かけていたが、母の表情が日に日におかしくなっていく。
外食に連れ出したときなどは結構正気に戻るのだが、施設内では痴呆老人そのものと
なってしまっている。 介護もビジネスの一面があるから理解できないわけでもないが、
それにしても対応が粗末で未熟な施設が多い。
家族の立場では、ある程度要求は出せるが文句が云えるような状況にはない。
追い出されたら、次を探すのに大変苦労することが分かっているからである。
介護市場の現実は、完全に売り手市場である。

苛立ちの中で姉と相談し、母の自立心を取り戻すためにも、
手分けしてグループホームを探すことにした。 
マフィーのスタッフのYさんにも協力を呼びかけた。あちこちの知人に電話し、ネットで
検索し、リストアップしたのが名古屋市内の十数か所である。
僕もYさんも集中力と行動力は人一倍である。 
各ホームのコンセプトを読み、ビジネス優先的な胡散臭いものは除外していく。
経営者の背後関係を調査する。 というのも、結構やばいところが経営しているものも
多いからである。 絞った結果が6箇所となった。 
手分けしてすぐに現場を見に行くことにする。 
各コンセプトを見た中で、僕が気に入ったものが一つあった。
「入所者の人間の尊厳を大切にします」という文言である。当り前のことだが、他所には
温かそうな美辞麗句こそあれ、そのような感覚の文言はない。
そのホームにはHPがないので、休みの日に見学に出かける予定でいたが、
偶然、割りと近くに住むYさんが、買い物帰りに覗いてくれた。 たまたま管理者の方が
見えて、10分だけお話が出来たらしい。 
すぐにYさんから電話があり、僕の勘に間違いがないという。Yさんも人を見る目はある。
早速、そのホームに電話を入れ、見学を申し入れる。
数日後、姉とYさんを同行し見学に訪れた。 
まだ田んぼが残る環境の中にこじんまりとした建物が建っていた。
管理者の方の説明を伺ったが、予想通りの素晴らしい方であった。
僕は、建物やスタッフや入所者のチェックを素早く細心にし、帰る頃には決断していた。
だが、姉は場所が遠いという不便さと、他を見ていたこともあり迷っていた。
こちらが気に入ったといっても、すぐに入所できるわけがない。
とにかく申し込みだけでもしておこうと姉を説得する。 姉が気に入っていたホームを
すぐに見学に行ったが、断然こちらの方が母にはふさわしいと確信した。
再び姉を説得する。 少し了解してくれたので、他の兄弟姉妹も連れて見学に行くことに。
すぐに管理者の方に連絡を入れた折、6月末に一人退所される方がいるという。
これは、神様がくれた千載一遇のチャンスだとばかりに、僕の判断で申し込みする旨を
伝えた。
次の日、母も同行し、見学と面接を兼ねホームへ。
母が気に入るかどうかが、一番の心配事であったが、管理者の方の温かい対応に
母もすっかり安心した様子であった。 改めて是非入所させて頂きたいと誠意を尽くす。

母は要介護3であると区役所で認定されてはいたが、老人専門医による認知症の診断は
受けていなかったのである。 認知症の診断が下されていないとグループホームには
入所できないという。 不安であったが、管理者の方の機敏な判断と好意で、
翌日には、認知症の専門医師の中でも日本でトップの医師の診断を受けることが出来た。
その河野医師の診察は二ヶ月待ちだというのに、偶然にも管理者が予約を入れてあった。
とてもラッキーであったが、後で分かったことは、その予約は管理者の実のお母様の
予約であったと判明した。 僕の母の方が緊急を要するということで、譲ってくださった
のであった。一度しか会っていない母のために尽力してくださったことに、こころより
お礼を述べたいと思う。 診断結果はDLB(レビー小体型認知症)であった。
MRIで説明を受けたが、軽い脳梗塞もあり心臓も肥大していた。
長谷川スケールは6である。
攻撃性もなく手を繋げば歩行できる状態なので、入所は許される事になった。
ホームを探し始めてから入所まで半月である。
こんなに幸運なことはめったにはないであろう。 
これも母が苦労しながら善行を積んできた事が報われたのであろうか。
天は母を見捨てずである。それにしても実に不思議な縁である。有難いご縁である。

入所して3日目の今朝、さっそく管理者の方とスタッフが、母ともう一人の入所者の方を
連れて、哲学舎を訪ねてくれた。
3日ぶりに会う母の顔が、少しだけ穏やかな活き活きとした表情になっていたのが
何よりもうれしかった。 
母の終の棲家となるであろう家の名は「グループホームはるた」である。
by lampnosizuku | 2008-07-04 01:57 | daily