新緑の香りに包まれて・・・音の楽芸会
2017年 05月 07日
新緑が眩しい光を放って、3日の朝を迎える。
ウグイスくんが鳴いて、楽芸会を陰ながら応援してくれている。
天気予報通り、薄曇りの野外パーティ日和となった。
準備の多さに身体が参っていたが、6時に起床して仕込みにかかる。
スタッフのYさんも早朝から手伝いに。
開始の11時を目処にフル回転である。
ピザ焼き名人の熊ちゃんの登場である。
初めての方が10人くらいいたが、自然に包まれて硬かった表情も和らいでゆく。
ピザ窯の温度も上がり始め、手伝いも増えてピザ焼きが始まる。
全部で40枚、4種類、窯の温度を保つのは結構難しいが、さすが名人である。
盛りだくさんの料理が並ぶ。
5分で仕上げる人もいれば、1時間かけて創作している人もいる。みんなかなり真剣である。
その横では、ERICKさんとMANBOさんのセッションにTANNY さんや
MUCHOさんやOOOKAさんやMARMALADEさんが飛び入りして雰囲気を高めてゆく。
お腹も満足、こころも自然に癒されてお昼寝したいところであるが・・・。
いよいよCAFEにて「音の楽芸会」の開始である。
発声練習を兼ね、ふた組に分かれて童謡時間差輪唱。
はじまりはじまり・・・。
ギターインストのあとは、アカペラでブルーハーツの「青空」を。
まるで自分を励ます応援歌のようで眩しかった。
歌うかと思ったら、初挑戦のインストを二曲。
上がることのない彼が、珍しく緊張していたのが初々しい。
人前で歌うのは生まれて初めてだそうだが、SAKATAさんの優しいサポートで見事に最後まで。
後で話したら、すごく緊張したけれど、こんなに嬉しかったのは初めてだそうだ。良かったね。
彼女も人前では初めてだそうだが、堂々たるもので2曲目には笑顔も出てた。
始まる前は緊張で帰ろうかと思ったみたいだが、どうやら味をしめたようだ。
あちこちで場数を踏んでいるせいか、緊張した様子もなくウクレレでインストを。
ウクレレでジャズのスタンダードを演奏するのはかなり難しいはずだが、何とかこなしたようだ。
JAZZのスタンダードを2曲熱唱。
MARIさんは歌い始めて1年足らずなのに、JAZZに挑戦とは将来が楽しみである。
七番手は岐阜から初参加のTOMOさん。
ギターの弾き語りで二曲、語りかけるように歌う姿が印象的であった。
普段は緊張しないのに、何故か今回はかなり緊張していたようだ。
ギターの弾き語りで二曲。透き通る声で英語の曲をしっとりと。
ギターをERICK先生に習い始めて一年に満たないのに、成長が早いのは若さゆえか。
元ちとせの難曲を二曲しっとりと。
人前で歌い始めて一年足らずなのに、貫禄充分のステージである。
ガーデンに出て、全員で記念撮影。子供たちは、なぜかカメラを見ていないなぁ~。
その後は、HAZUKIさんが作ってくれた人参ケーキと酵母パンと多湖農園の冷凍イチゴでおやつタイム。
そしていよいよ後半の始まりである。
十一番手は夫婦DUOの「JINとMARMALADE」さん。
テーマ曲があるくらい場数をこなしているので上がることなく。
ハンバートハンバートの曲をピアニカを織り交ぜて、アンサンブルが素敵である。
朝からずっとカメラを持っていた手には、可愛らしいウクレレが。
JAZZの難曲を見事なインストで、ウクレレの可能性を存分に発揮していた。
MUCHOさんとMIKIさんの師弟DUO。
緊張して震える手とは裏腹に笑顔で歌いきるとはさすがである。
十四番手はKUMAZAKIさん。
二時間にわたるピザ焼きの疲れも感じさせないギターのインスト二曲。二曲目は二胡のサポート付きで贅沢に。
飛騨小坂のPR映画作りで忙しいはずなのに、練習はしっかりと欠かさない結果が表現の豊かさとなって現れていた。
SHIBAYOさんERICKさんMANNBOさんの豪華トリオのバックで二曲。
優しい声で大人の歌唱力を発揮してくれた。
キャリアがあるせいか声量に加えて表現力が豊かである。
本人が言うほど緊張してるようには見えなかったが。
十七番手は稲沢から初参加のMORIさん。
久しぶりの二胡の演奏家である。TOMOさんのギターバックで2曲。
室内に響き渡る美しい音色で、皆を幽玄の世界に。
十八番手は一宮から参加のKEYさん。
この日はウクレレを持っての弾き語りソロ。
花粉症に悩まされる鼻声を上手く活かして、KEY WORLD へ。
パートナーのERICKさんの伴奏とみんなの手拍子で2曲。
いつも不思議とみんなを癒す歌声は天性のものなのか。
みんなを巻き込んで楽しませる技は、さすがベテランである。
夫婦DUOとしてのあり方は、多くの憧れの的である。
二十一番手トリはSHIBATAさん。
CDの曲作りで超忙しいのに、駆けつけてくれたことに感謝である。
アンコールに応えて、「Love Me Tender」を選曲するあたりは、何だか微笑ましい気がする。
天候にも恵まれ、美味しい食事やおやつや、造形体験をすることができ、良い一日であった。
ガーデンの花木たちも精一杯の演出をしてくれたこと、自然の恵みに感謝である。
この日の体験が、意味のある思い出として
参加者たちのこころの片隅で花開いてくれることを祈るばかりである。
造形作品の忘れ物です。
お心当たりの方は、連絡くださいね。
by lampnosizuku
| 2017-05-07 23:56