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哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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まだまだ春は・・・三寒一温


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一昨日の優しい雨が、ガーデンの木の芽たちを起こしたと思っていたら
昨日は、一転して強風が吹き荒れた。

おまけに今朝からは、急激に冷え込んで雪が舞っている。
ガーデンも一面の雪化粧である。

暖かいと感じる日は、まだほとんどないが
窓越しの陽射しだけは、温もりを伝え始めている。

梅の蕾も少しだけ膨らみ始めた。
春を先取りしたクリスマスローズたちは、元気に五分咲きとなっている。

桜の蕾はほんの少し顔を覗かせているだけで
寒さに縮こまっている気がする。

ガーデンの手入れが欠かせなくなってきたが
地面近くまでしゃがんでいると、春を待ち望んでいた草花たちが顔を出している。

オオイヌノフグリやクロッカス、スズランや水仙たちも輝き始めている。
イバラの葉っぱも背伸びを始めている。

土の中では、モグラくんが元気よく走り回って
ガーデンのあちこちに、小さな凸凹をいっぱい作って遊んでいる。

山の鳥たちも、遊びに来るようになっている。
こんなに寒くても、春の足音は確実に大きくなってきたようだ。

参考までに調べてみたら、「春」の語源は諸説あるようだ。

草木の芽が「張る」という意味から来たもの。
田畑を「墾る(ハル)」という意味からのもの、そして気候の「晴る」からのもの、などなど。

僕の実感からすると、やはり、草木の芽が「張る」という意味が
一番ふさわしい気がしている。

草木に限らず、人間の身体にとっても
春先は、いのちの芽を張る状態になっていると思う。

特に老人や病人にとっては、この冬から春への季節の急激な変化は
まさに、いのちを張る要注意の時期なのは言うまでもない。

春を迎えるということは、それほどまでに命懸けのことなのかもしれない。
産みの苦しみを伴った、いのちの誕生ドラマが、あちこちで展開されようとしている。

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by lampnosizuku | 2014-03-06 21:06 | daily