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哲学舎という名の美術館館長が綴る草想ブログ


by lampnosizuku
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春がいっぱい


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ここしばらくの暖かさが嘘のような、寒い一日となった。
いわゆる、花冷えである。

時折、冷たい雨を伴って強い北風が吹き荒れたが
満開となったばかりの枝垂桜は、そのいのちを謳歌するように踏ん張っていた。

この数日の気温の上昇が、花木たちを喜ばせたのか
ガーデンは一気に賑やかになって来た。

数年前から病気にかかつていたカリンの樹に
美しい白い花が咲いた。

カリンの病気が数年続いたので、もう駄目かもしれないと諦めて
思い切ってばっさりと切った。

結果、それが幸いしたのか、不思議なことに生き返ったのである。
カリンの生命力には、驚きと尊敬の念を抱かざるを得ない。

目に見えなくても、根っ子が生きていればこそである。
生きていれば、いつか必ず美しい花を咲かせるのである。

人間だって同じである。

・・・・・・・・・・・・

チューリップの開花に誘われたのか
蝶々がやって来るようになった。

ガーデンの中を、のんびりふわふわ飛んでいる姿を見ていると
ある意味、羨ましくもなる。

芝桜やスミレも、蝶々たちのお気に入りのようだ。

コウシュンカズラも咲き始めたが
白木蓮が、最後の輝きを放って実に見事である。

哲学舎を少し下がった所に、枝垂桜で有名なお寺があるが
もう散り始めているらしい。

ここの枝垂桜は今が満開である。
今日来館された方が、ここの枝垂桜を褒めてくださったのがうれしい。

草抜きとガーデンの手入れに追われる毎日であるが
来館された方々の喜ばれる顔を思い浮かべると、苦労もまた楽しである。

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by lampnosizuku | 2011-04-17 00:03 | garden