Mafy's Xmas
2009年 12月 25日
昨夜、芸術の森マフィーのクリスマスパーティを開催した。
今年で五度目となる。
今日のような穏やかな陽射しはなく
朝から時雨れていた。
それにもかかわらず、冷たい小雨の中を
35名の老若男女が集まってくれた。
ガーデンでの造形プログラムは、雨のために
場所をランプの雫に急遽変更した。
一週間前からの準備は大変であった。
というのも、先日痛めた腰と膝の状態が芳しくなかったからである。
毎回そうであるが、パーティの準備には相当な労力がいる。
特にクリスマスは、料理の他、ディスプレイやプレゼント作りなど
大変な手間がかかる作業がいる。
いつものようには動けない僕に代わって
スタッフのYさんが、大活躍してくれたおかげで
無事に終えることができた。 実に頼もしい有難いスタッフである。
3時過ぎから集まり始めた参加者も、4時過ぎには30名ほどになっていた。
受付を済ませた人から、ランプの雫で正月飾り作りに挑戦。
稲穂や自然素材を使って、各自が作家気分でオリジナリティを発揮する。
5時前から、自己紹介を兼ねて「もしも私がサンタさんなら」という設問に対し
各自が思い思いの夢やメッセージを語った。
そして、YOKOさんとYさんの作った手料理を心ゆくまで満喫。
この頃には、緊張気味だった初参加の人々も笑顔でリラックス。
お腹が満足したあたりの6時前から、いよいよドキドキライブが始まる。
一番手は、小学生のTA君と中学生のMA君のリコーダー合奏。
続いて、MA君とお母さんの微笑ましいリコーダー合奏。
おまけは、MA君のウクレレ独奏の初披露であった。
二番手は、初参加HAさんのピアノ独奏で「エリーゼのために」。
60代半ばから習い始めたという頑張りは、拍手喝采である。
三番手は、同じく初参加TAさんのピアノ独奏で「太陽がいっぱい」。
TAさんも60代から習い始めて一年の成果が、無事に発揮されていた。
四番手は、いつも美味しい手作りシフォンケーキを差し入れてくれる
KAさんのオカリナ独奏。 習い始めて一年足らずにもかかわらず
宋次郎の曲に挑戦するほど上達している。
五番手は、SUDさんのヴォーカルとSUGさんのピアノのデュエット。
三度目のライブでステージ度胸も満点である。
続いて、SUDさんのヴォーカルにSUDさんの娘さんがピアノで伴奏。
微笑ましい親子共演となった。
ここで休憩を挟み、再び料理や飲み物でリラックス。
後半一番手は、MOさんが率いる津軽三味線三人組の登場。
MOさん以外は初出演で緊張していたが、なんとか無難に弾き終える。
続いて、MOさんの友人が「炭坑節」を歌い、全員で振りを付けて
盆踊りを彷彿とさせる光景であった。
後半二番手は、毎回参加のFUさん率いるクインテットのリコーダー演奏。
ソプラノからアルトまでのリコーダーを使ったアンサンブルは
素人の域をとうに超えている素晴らしい演奏である。
参加者全員美しい音色とハーモニーに酔いしれる。
続いて、SUGさんのピアノ伴奏で、MIさんのリコーダー独奏。
難しい曲である「SERENATA」を、流暢に弾きこなす腕前は
さすがベテランである。
続いて、クインテットの中の高校生三人組が演奏。
全国大会にも出るという腕前と度胸には、全員が聴き入ってしまった。
続いて、クインテットに SUDさんのヴォーカルが飛び入りしてセッション。
後半三番手は、SUGさんのピアノと僕のベースでデュエット。
SUGさんは難しいJAZZを習い始めて三年目であるが
アドリブがやっと様になって来たのはうれしいことである。
そして、最後の出演者は初参加のゴスペルグループ「ファイヤーワークス」である。
クリスマスにふさわしい讃美歌を歌ってくれ、雰囲気を盛り上げてくれた。
初参加とは思えないほどの、笑顔と振り付けであった。
そして、全員で「聖夜」を静かに合唱し、ライブを無事に終えた。
いよいよ、サンタさんの登場である。
隣村のフィンランド村(?)から、マフィーのために駆け付けてくれた。
今年のサンタさんは、いつもビデオを撮ってくださるKAさんにお願いした。
あわてんぼうのサンタさん、袋の中のプレゼントはなんと長靴。
でも大丈夫。プレゼントはちゃんと一杯用意してありました。
そして、サンタさんとジャンケンをして、勝った人から選べるという
ジャンケンプレゼントが始まった。
品物は、こちらで調達したものや差し入れで頂いたものなど。
百円から数千円の価値のある品々が並ぶ。
みんな笑いながらも真剣勝負である。
それにしても、最後まで負け続けたMAさん
数十回は負け続けたことになる。
でもサンタさんと、一番長く向き合えたのだから幸せだったのだろう。
お開きの時間が来て、全員で記念撮影。
予定時間を一時間もオーバーしたが、本当に温かいひと時を過ごすことができた。
帰り際のみんなの顔が、来た時とは比べ物にならないほど
穏やかになっていたのが、何よりの喜びであった。
会場のあちこちでは、スタッフである造形作家Yさんの創作した
野菜や自然素材を使ったオブジェが彩を添えた。
夜空のどこかで、マフィーのパーティを見ていたサンタさんがいたのだろうか。
穏やかで温かいこころをプレゼントしてくれた、本物のサンタさんに
「ありがとう!サンタさん」
by lampnosizuku
| 2009-12-25 00:25
| ivent