いのちは巡る
2009年 11月 05日
昨日の朝の気温は4度。
寒さで目が覚めたくらいである。 12月上旬の冷え込みとなった。
この数日の急激な冷え込みには
僕だけではなく、ガーデンの草木たちも戸惑っているようだ。
大文字草やロベリアなどは、震えているのがよく分かる。
花木たちも冬を越す準備に忙しそうである。
欅はほとんど葉っぱを落としている。
黄花コスモスも、最後の数輪を残すだけとなった。
元気なのは、吉祥草やオキザリスたちである。
万両やクリスマスホーリー、クロガネモチも赤い実を付けている。
クリスマスローズの葉っぱが、生き生きとして来た。
不思議なことに、ゼラニウムが次から次へと咲き続けている。
いろんな葉っぱが、赤く染まり始めているが
特に鮮やかに紅葉しているのは、ヤマボウシである。
赤く染まった葉を見ていると、いろいろ考えてしまう。
一本の木と人間を重ね合わせて考える癖が、僕には昔からある。
ここに越して来て、自然の中に身を置いていると
益々、人間と木は同じ存在だという思いが強くなる。
種から誕生し、芽を出して根を伸ばし、幹を太くさせ枝を張り
葉を拡げて、花を咲かせ、実を付けて種を創り、葉を枯らせて
土に還し、種を落としていのちを繋ぐ。
まるで、人間の一生と同じではないか。
彼らを観ていると、いま自分が一生の何処にいるのかを考えさせられる。
肉体だけではない。
こころや精神にも、一生という輪廻があるのだと思う。
今にも散りそうな紅葉を観ていると、自然に哲学させられるのである。
by lampnosizuku
| 2009-11-05 23:18
| daily